乾弘明監督最新作

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『海峡をつなぐ光』公開にあたり、関係各所より多数のメッセージを頂いております。

  • 日本と韓国、両国の職人さんが同じ時期に復刻した玉虫厨子と玉虫馬具の美しさと技と不思議な繋がりに胸が熱くなりました。特に崔光雄先生と立野敏昭氏の復刻にかける思いには引き込まれます。韓国大好きの私も、素晴らしい技術を持った職人さんたちのように両国の架け橋になれたらと思いました。この映画を特に若い人にたくさん見てもらい、歴史ロマンを感じ、未来の光に繋げて頂きたいです。このドキュメンタリー映画は人と人との出会いのすばらしさを語っておられ、今後の日本と韓国のさらなる友好に寄与されていかれることでしょう。

    鳩山由紀夫前首相夫人 鳩山幸

  • "玉虫"をめぐる韓国と日本の不思議な繋がり。それにより遥か古代の両国の文化交流についてあれこれと思いを馳せるとともに、様々な想像力を掻き立てられます。また、見るものを魅了する「玉虫馬具」「玉虫厨子」工芸の復元にかける韓日両国の匠の熱い思いにも深く胸を打たれます。今日活発に行われている韓日両国の文化交流の更なる促進の一助となる素晴らしいドキュメンタリー作品ですので、現代を生きる多くの若者たちに是非観てもらいたいです。

    駐日韓国大使館 韓国文化院長 姜 基洪

  • 日本と韓国、そして中国を含め、東アジアの3カ国には困難な問題も存在するのは周知のとおりですが、こういう状況下であるからこそ、私たちは市民レベルで交流を深め、信頼関係を強めていく必要があると思います。文化の多様性を守り、人類が築いてきた貴重な文化財を守っていくことはユネスコの重要な仕事です。いろいろな意味で、映画「海峡をつなぐ光」は、ユネスコの理念に即したものだと考えます。日韓両国のユネスコ関係者にも、是非とも、観て欲しいと願います。

    公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 理事長 野口 昇

  • 最近は映画やドラマ、音楽などの文化を通してどんどん垣根が取り払われてきた日本と韓国ですが、「近くて遠い国」・・・そういわれて久しいことも事実。しかし、豊臣秀吉の朝鮮出兵よりもさらに1000年も前に、両国の文化や交流が行われてきたことを、この映画を通して初めて知りました。言葉をこえ、歴史もこえて、現代によみがえった玉虫の工芸品は、復刻したこと以上の意味があると思います。人の思いは今も変わらず、国境もないことをあらためて両国で共有できるのではないでしょうか?そして、入矢さんの旅を通してつづられているので、そんなことにまったく興味を持ってこなかった若い人でも、きっと とっつき易いと思います。伝統と歴史と文化と映画。全部が一緒になることでこそ伝えられるメッセージを受け取った気がしました。

    ロケーションジャパン編集長 吉田理栄子

  • ユネスコ憲章に「戦争をなくすには人々の心の中に平和への砦を築かねばならない」という名句があります。これは物理的な砦である「軍備」ではなく、一人ひとりの心から「誤解・偏見・猜疑心・不信感」を取り除き、「相互理解」を深めることの重要性を述べた一文です。「海峡をつなぐ光」はまさに日韓両国民間の相互理解を深めるドキュメンタリーであり、これこそ「平和への砦」になる比類のない優秀な作品です。私はこのような思いを抱きつつ、感動をもってこの作品を鑑賞しました。

    NPO法人アジア母子福祉協会 理事長 山口洋一

  • 私は8年間ソウルで暮らしましたが、映画の中で市場のオモニが麻衣ちゃんに励ましの声かけるところで涙腺がゆるみほろっときた。日本は仕事をするところと思っていたが、この映画である種のカルチャーショックを覚えた。民族は同じだと感じ、お互いに大事にしなければならないと。対馬海流のように清々しい映画で、淡々と抒情的な中に人の心をとらえる力がある映画だ。

    在日2世 ソウル大学医学部卒業の医師

  • 今、日本と韓国で千数百年の歳月を経て、時空を越えて蘇った『玉虫によるデザイン造形美:玉虫厨子と玉虫馬具』を日韓両国のプロフェッショナルたちが掘り下げて創作した『海峡をつなぐ光』は、現代の様々な"ものづくり"のデザインの要となる"素材の選定"の根幹を正視しております。さらには、現代の世界共通の諸々の課題解決の基軸となるキーテクノロジーとなるであろう『今一度、自然を見つめ直し、自然に学べ!』という、すばらしいメッセージなども伝わってきます。日韓合作ドキュメンタリー映画『海峡をつなぐ光』を通して、日本と韓国との外交、経済的・文化的交流の親密なエネルギーなどの歴史を再認識することが肝要であると思っております。

    NPO法人シーエム会理事 工学博士 / 東京都市大学大学院工学研究科講師
    真柄栄毅

  • この映画の主役は玉虫であり又、伝統文化と技術により千数百年の時を越えてその魂を復活させた2人のプロフェッショナル。一切の甘えと妥協を許さない魂の結晶に大きな感動を致しました。しかし、一番心を打たれたのはヒロイン(少女)の祖国に対する熱い思いと誇りです。様々な悲しい歴史により、家族・兄弟(姉妹)・親族と離ればなれになり今もなお、会う事も声を聞くこともできず辛い思いをされている方々が多くいらっしゃるのだという事です。玉虫は、千年以上の時を越えてなお様々な困難・試練を乗り越え、決して挫けず、傷つかず、不変、不滅の輝きを保ち続けていました。当時の人が、どのようにしてそれを見抜き馬具・厨子を作り上げたのかは、人智を越えた何かがあったのでしょう。現在は、海峡を渡ることも飛んでいくことも簡単ですが、昔は真に命がけでした。それは、決して自分の為ではなく、他の為に尽くしていく大乗の心そのものです。それぞれが考え方、文化を伝え、それを受け入れ理解し、感謝していくことで、心の交流がなされていくのだと痛感しました。

    囲碁日本棋院所属棋士 八段 日高敏之

  • 人は、時代をこえて感動を分かちあい、国境をこえて心を通じあえる
    ─私は、映画を見て、そのことを確信します。
    国籍や性別や年齢の違いをこえてヒトとして営みの普遍性を認め合えること
    ─それは平和への礎であり、光です。

    安斎・科学平和事務所 所長 / 立命館大学国際平和ミュージアム 名誉館長
    安斎育郎

  • 「だんだん見えてくる」
    復元シーンで職人が語る言葉は、 はるかな時も海も、そして血縁も超えた、
    日韓共通“職人DNA”の存在を感じました。

    朝日ニュースター 原田美穂

  • 暗い闇の中より、今の世に希望の光を放つがごとく誕生するオープニング映像。 何のために玉虫は生まれてくるのだろう。そうだ、玉虫の輝きは「希望の羽」。 これからの長い復興のシンボルとなるよう関係者の方々でお考えいただければ幸と思います。

    内閣府大臣官房政策評価広報課 広報専門官 大橋方利

  • 世界の文明はチグリス・ユーフラテス川から始まって、西回りと東回りに進んだという説があります。その東回りすなわちアジアに来た文明は、心の文化であり、自然に対して人間がいかにしっくりと溶け込んでいくかを考える文化でした。この映画を見ると、玉虫の素晴らしい羽根の色は何年経っても変わらないことに神様の恵みを感じるのは我々アジア人の共通した性向ではないでしょうか。海峡よりももっと広いアジアの海を一つに繋いだ素晴らしい作品に出合えて心に沁みる思いで拝見いたしました。

    日韓親善協会中央会 会長 越智通雄

  • 復元された馬具や厨子から僕は美しい・神秘的という感動を受けました。これは古来から今に到までの日韓(東アジア)の持つ共通の感受性だということをこの映画から改めて感じ取り再確認をする事ができました。決して拭うことのできない過去を受け止め未来へ繋げる為にも沢山の方々に日韓の『光』を感じ取って頂き、共に手を取り合って前へ進んで行けたら良いと思います。

    李 忠成(サンフレッチェ広島/日本代表)